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レインツリーの国(有川浩)感想&書評!関西から上京してきた男性と耳の聞こえない女性との恋愛です(ネタバレ注意) #小説


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レインツリーの国(有川浩)を読んで

私はレインツリーの国という本を読みました。有川浩さんといえば図書館戦争やフリーター家を買うなどで有名な著者ですので、とても楽しみに読みました。あらすじは簡単にいうと関西から上京してきた男性と耳の聞こえない女性との恋愛です。

二人は本を共通点にインターネットのブログで知り合いました。私も健聴者の部類に入るのでわからないところは多々ありますが、耳の聞こえない人がどんな差別を受けているかどれだけ辛い思いをしているかが書かれていて、何も知らない私には驚きの連続でした。それでも健聴者である男性は彼女に近づこうと様々なことをします。しかしいい具合にタイミングが合わなかったりすると彼女と喧嘩になったりで、読んでいるこっちもハラハラします。けどもし私がその男性の立場なら何をしていいかわからないだろうなと思います。たくさん喧嘩をして、お互いに距離をおこうということになったのですが、その時彼が彼女にある提案をします。

彼女は補聴器をしていたのですが、その補聴器が見えるのを嫌って長い髪で隠していたのです。その髪を切ってしまおうというのが彼の提案でした。当然彼女からすると隠していたものが露わになるのですから戸惑いますよね。けど彼と一緒にいるために少しでも強くなれるために髪を切ることを承諾します。短くなった髪で補聴器も露わになった新しい彼女はまた彼と新たな道を進んでいくというのがおおまかなあらすじになります。ネットで出会った二人だけど、純粋な恋愛をしているところが私はいいなと思いました。また彼の懐の深さには感服しました。こんな人を見つけれたらいいなとも思いました。ぜひいろんな方にも読んでもらいたいです。