流星ワゴン【全1-6話】の感想
原作は重松清による長編小説。
私は原作を読んでおらず、ドラマオンリーですが、ここ最近では一番ハマって見ています。
何が一番面白いかって、それは、忠さんというキャラクターに尽きます。
まさに、THE昭和な男で、曲がったことは大嫌い、ハーラーダ、○○です的な生き様に惚れ惚れ。
昔はこんな頑固親父(笑)、もとい、正しい大人がいてくれたんですよね。
そりゃあ、子供にとっては、怖い存在だけど、見てくれてる安心感はあるし、何より、自分1人で全てを抱えなくて良いという思える環境は、親にとっては非常にありがたい。
こんな大人が多くなれば、もっと世の中良くなるんじゃないの?という他力本願と、自分もこうありたいという願望の狭間を行ったり来たり。
子持ち世代には心揺さぶられる作品になっていると思います。
キャストに関しては、忠さんを演じる、香川照之が凄まじい。正に、日本を代表する役者といっても過言ではない名演振り。(この人の振れ幅って何なんでしょうね。)
そして、それを受ける西島秀俊の抑えた演技が、より忠さんの魅力を引き立ており、2人の掛け合いは正に本当の親子そのもの。
こんな魅力的なドラマ、見ないと損しますよ。