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感想・書評「卵をめぐる祖父の戦争 デイヴィッド・ベニオフ」ネタバレ注意・餓死者が出るほどの食糧危機に見舞われていたレニングラードの描写はリアリティ(レビュー)。 #読書


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卵をめぐる祖父の戦争 デイヴィッド・ベニオフの戦争寓話

餓死者が出るほどの食糧危機に見舞われていたレニングラードの描写はリアリティがあるにも関わらず、作者の祖父の一人称で語られるために児童文学のような雰囲気があり、残酷なシーンでもさっくり読むことができます。なにしろ祖父はこの冒険を生き延び、祖母と出会って作者が生まれているわけなのでこれほど読者に安心感を与えるものもなく、ひたすらに波乱万丈なストーリーに没入できます。

折々に挟み込まれる、相棒コーリャの文学論や主人公の父親の文壇サロンの思い出なども決してエンタテイメントの邪魔をせず、ロシアという舞台装置を際立たせるアクセントになっています。
常に陽気で饒舌なコーリャを造形したことだけでも、この作品は成功だったといえます。舌先でドイツ兵もあらくれのパルチザンも丸め込む自信たっぷりのコーリャが、終盤主人公に見破られた嘘がラストになって胸に響きます。もしもこの戦争がなかったとしたら、彼の語った「文学」はこの世に燦然と現れたのかもしれません。戦争というものはあらゆる可能性を消し去るのだと、声高に語るよりも伝わってくる作品でした。

ありがとう寄稿。

空気清浄機やLINEの既読など、コントの題材やオチも何となく分かるのですが、それでも笑ってしまう。

となりのシムラ♯4(3月26日:志村けんのコント番組)感想!コメディアンとしての才能が遺憾なく発揮された…(ネタバレ注意)。 #TV | みんなのレシピ・お料理ブログ。