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感想・書評「自白 刑事・土門功太朗:乃南アサ著」ネタバレ注意・冒頭の作品「アメリカ淵」は、実際に起きた事件に基づいて作られたもの(レビュー)。 #読書


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「自白 刑事・土門功太朗」 乃南アサ著

乃南アサの作品は構成がしっかりしていて内容も濃く、また話も面白いのでよく読みます。女刑事<音無貴子シリーズ>が特に好きなのですが、今回は短編が読みたくなってこの本を買いました。特に冒頭の作品「アメリカ淵」は、実際に起きた事件に基づいて作られたものですが、事件そのものが生々しく印象的だっただけに、本屋でちょっと立ち読みしただけで「あ、あの事件か」と興味をそそられ、すぐに購入しました。

この<アメリカ淵>という場所は、東京の多摩川の支流、奥深い山に囲まれた秋川にある深い淵のことですが、この秋川から比較的近いところに位置する米軍横田基地の兵士たちが、休日にこの場所にリクリエーションに訪れることから、この名前がついたと言います。実際の事件は、このアメリカ淵に近い岩の窪みに全裸の女性がロープで縛られ、投げ捨てられていたことから大騒ぎになったので私もよく覚えているのですが、事件がどのように解決されたのかも知らぬまま、いつしか記憶の彼方へと押しやられていました。しかしこの本のおかげで、なぜこんな事件が起きたのか、なぜ、誰が、どんな動機で、どういう経緯からこんなことをするに至ったかがわかり、とても面白く、数十ページの短編ということもあって、息つく間もなくあっと言う間に読み終えました。興味のある方は一度お読みになってみることをおすすめします。

ありがとう寄稿。

この話は中学校教師の森口が娘の愛美を学校で亡くしたことから始まります。最初は学校内にあるプールに誤って落ちたための事故死と思われていましたが。真相は違います。

2009年に本屋大賞を受賞した作品・作品は6つの章にわけられており、各章では語り手が違います…感想・書評「告白:湊かなえ」ネタバレ注意・(レビュー)。 #読書 - みんなのブログ。