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感想・書評「夏月の海に囁く呪文:雨宮諒」ネタバレ注意・第1話「僕は能面」は、家が民宿を営んでる少年が島に来た女性に恋をする話(レビュー)。 #読書


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夏月の海に囁く呪文 雨宮諒 よかったです。

この本は、短編小説が4話で構成されています。
第1話「僕は能面」は、家が民宿を営んでる少年が島に来た女性に恋をする話、第2話「ネバーランド」で、大人になりたくない大学生の同窓会での話、第3話「ちっぽけな魚」で、この島がゆりかごであり、棺桶であるという話、第4話「ゆうやけこやけ」島の人に別れを告げるために散歩する話で終わる。
読んで見て、感想はよかったと思います。第1話が、夢久島の天尽岩。 そこは、居場所を求める誰かが呪文を囁くと、想いが通じたならば海神が本当の居場所へと導いてくれる場所である。修一は夢久島という長閑な島に暮らす高校二年生。学校生活にどこか馴染めない自分を自覚しつつ能面を被って友達とも普通に過ごしていた。夏休みに入った日、修一は港で海を見ながら人目も憚らすに泣いている一人の女性と出会う。夢久島には海で呪文を唱えると本当の自分の居場所へ連れて行ってくれるという噂があり、その話を確かめるために彼女はこの島に来たという。彼女との出会いにより修一の能面の日々に変化が訪れるという話が一番好きでした。
もっと長くなぜ好きになったのかを、深く書いてくれればいいと思いました。
また、好きな言葉では、第2話で「子供の頃はあたしがゼロで、...いつからだろう?大人をゼロと決めつけて、幼い自分にしがみつくようになったのは」です、共感する言葉でした、自分も大人になったらってわくわくしてたこともあったなって、凄く感動しました。
でも、3話4話に進んでいく内に感動も薄れていく感じはしましたが、これは読むべきと感じました。