変わりゆく小選挙区-人口変動に伴う区割り見直しで-
6月の初めに小選挙区の区割りの見直しの法案が国会を通過し、一部の自治体では小選挙区が移ることになりました。人口変動に伴うものであり、さらに今後衆議院議員の定数の見直しがあれば再度移動する自治体もあると見られ、有権者の政治への関心の低下が危惧されています。
実は全国には既に選挙の度に小選挙区を移動する自治体が存在し、国会議員は地域の代表なのか国民の代表なのかを改めて問われていると言えます。
いずれにせよ、有権者は選挙区で選出された議員のことや候補者については多少気になるとしても、隣の選挙区となってしまえばなかなか関心を持てないのが実状です。住民を単なる数字としてではなく、情を持ち「おらが町の代表」を考える住民を想像したシステム作りを期待したいものです。