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白い巨塔(メイクされた唐沢版)感想&あらすじ・医大教授戦の物語で有名…(ネタバレ注意)。


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白い巨塔は絶対オススメしたいですよ。

医大教授戦の物語で有名だが私が観たのはリメイクされた唐沢版。唐沢寿明さんが教授になるために賄賂やコネなどあらゆる手を使ってまで医局の地位を昇り詰めていくこの物語はいつまで経ってもドキドキハラハラが止まらなく次の展開が読めそうで読めないところがまた魅力だと思う。

まるでこの汚さは政治の世界みたいだ。そして医局の地位争いならではの縦社会が実にリアルだ財前は地位のためならなんでもする。恩師を結果的に裏切ろうとそれが自らの目的の為ならば関係ない。まさに財前が在席するこの医局は現代日本の象徴であり縮図ではないだろうか。もちろん医療世界のすべてがこんなにドロドロした訳じゃない。あくまでこの作品はそのリアルな視点から視聴者を引き込むことで多くを伝えようとしている。それがどう感じるかはやはり視聴者に委ねられており多くを考えさせようとしているのだと感じる。戦後から日本に欠けてきたもの、必要であるもの。それらを皆凝縮して訴えているような作品である。