子連れ狼の最終回は、戦いの名シーンです
1973年に日本テレビで放送された時代劇 子連れ狼は、時代劇の魅力を味わえる作品と言えます。当時の時代、社会的高地位の公儀介錯人であった主人公 拝一刀は、家に帰ると奥さん、家来が何者かに惨殺されていました。惨殺した相手は、柳生一族という裏の組織でありました。
拝一刀は相手の首領と戦うため、命を免れた大五朗と共に刺客として旅にでます。旅の途中には、柳生一族の刺客が次から次へと待ち構えます。拝が使用する日本刀 胴太貫は、現在でも名刀と言われる刀です。
拝一刀の刀さばき、大人数でも一歩も引かない強さに憧れた人は多かったでしょう。あるシーンでは、大五朗を盾に敵と戦うシーンもあります。拝が言った言葉、われら親子は人と言う事を捨てているには、戦うために生きている意味が込められています。
最終回では、柳生一族の首領 柳生烈堂と一騎打ちを行います。瀕死の重傷を負っている拝は、白装束で戦います。柳生烈堂が下ろした日本刀を真剣白羽取りする拝、しかし拝一刀は立ったまま死んでしまいます。大五朗は泣き、落ちていた槍で柳生烈堂の腹を刺します。
柳生烈堂は、大五朗を抱きしめて、孫よと一言つぶやきます。子連れ狼の最終回は、両者すさまじい戦いで幕を閉じます。外国でも放送された時代劇みたいで、不朽の名作と言えるでしょう。