タイガー&ドラゴン。やはり最後は一番有名なあの話でしたね。
落語と言えば色々ありますが、恐らく一番有名なのは子は鎹(かすがい)ではないでしょうか。
このドラマは、落語を実際にあった事とリンクさせて語るというユニークな発想のドラマで、あの有名な話をこうしてきたか!!と毎回舌を巻きながら観ていました。
そして、待ちに待った最終回はあの有名な子は鎹。
出所したものの、その不義理から師匠のもとに戻れずにいるトラ(長瀬智也)と、本当は許したいのに意地で許せないと周囲に漏らしていた師匠(西田敏行)。
それを取り持つリュージ(岡田准一)を初めとする周りの皆さま。
この取り持ちっぷりが正に鎹。
みんなトラちゃんの事好きなんだなぁと、何だか込み上げて来るものがありました。
このドラマはかの有名な宮藤官九郎の脚本なのですが、宮藤さんの話は最後に少しダレる傾向にあります。
そこが特徴であり、きっと彼のこだわりなのでしょうが、個人的にはテンポが良い方が好きです。
その点このドラマは、最後までテンポ良く進み飽きる事なく観ることが出来ました。
落語のドラマではありますが、落語を全く知らない人でも楽しんで観ることが出来るかと思います。
正直落ちが少し弱い気もしましたが、そこは仕方ないですね、金槌(かなづち)以上に素晴らしい落ちはそうありませんから。