」で便利でお安く。石橋貴明 スポーツ伝説〜光と影〜 9月17日 放送
今回私が見て感銘を受けたテレビ番組は、スペシャル番組として放送された。「石橋貴明 スポーツ伝説〜光と影〜」です。番組の内容としては、過去にスポーツで輝きを放った選手の光の部分、そして影の部分に迫るノンフィクションの物語を、"とんねるず"の石橋貴明さんが直接対談で直撃すると言うものです。
注目のゲストは4名、現役日本ハムファイターズのハンカチ王子こと斎藤佑樹選手、卓球界不動のエース"愛ちゃん"でお馴染みの福原愛選手、そして最後が元読売巨人軍 吉村選手と栄村選手です。
私がこの中でもっとも感銘を受けたお話は、最後の元読売巨人軍 吉村選手と栄村選手が起こしたプロ野球史上もっとも最悪な事故の光と影のお話。
当時、高校野球でも実績のあった吉村選手は巨人に入団し入団当初から活躍をみせていました。チームメイトやファンからの人望もあつく、いずれは巨人軍の四番を務める男だと期待もされたいわばスター選手の極みでした。
一方の栄村選手は、社会人野球を経験しドラフト外から自力で巨人に入団した苦労人で一軍での出場機会と少ない選手、そんな中でアクシデントは起こりました。
出場の機会が少ない栄村選手は守備でなんとか自分の長所をアピールしようと必死にレフト方向への飛球にダッシュしました。しかし、そこには補給大勢に入った吉村選手が、2人は交錯し吉村選手は野球ができなくなるかもしれないほどの大怪我をおいます。
それからの栄村選手はチームメイトからもファンからもスター選手を壊した疫病神としてのレッテルをはられプロ野球を辞めてからも悩み続けたのです。
一方の吉村選手は人並みはずれた努力で現役に復帰し巨人軍で頑張り続けたのです。
そして、何十年もたった今回は当時しっかり謝罪することのできなかった栄村選手が吉村選手に謝罪の手紙を送りました。そこの最後には「許して欲しい」と一言、それを読んだ吉村選手は野球と言うスポーツの中で起きた事、お互い気にすることなくこの後の人生を頑張っていきましょうとおっしゃったのです。
私も、野球を学生時代やってきました。もしも自分が同じ状況になったら相手を恨まずにまた野球に向き合えるだろうかと考えたときに吉村選手の心の広さと人間性にとても感動してしまいました。
プロ野球選手は文字通り人生や命をかけてプレーしているんだと改めてかんじます。これからの野球の見方が変わるお話でした。
