職場にいるプロボディーボーダーのスタイル
今週のお題「憧れの人」
彼と出会ったのは、自分が大学を出て、新入社員として入社した、某スポーツセレクトショップです。その当初、プロのボディーボード選手ということは聞いていたのですが、絡みも面倒で正直苦手な先輩でした。約1年半同じ店舗で仕事をしましたが、憧れとは程遠い存在でした。
時が流れ、私自身も入社してから約3年半、仕事にも慣れ、職場でのポジションも新入社員という扱いではなく、自転車好きの中堅社員という立ち位置となりました。そして、そこにプロボディーボードの先輩が、上長として赴任してきたのです。それはそれは、また面倒なことになるなと踏んでいたのですが、結婚し、子供もできた彼は、数年前とは大違いでした。
私の能力を把握し、責務を与え、そして彼のフィールドであるボディーボードを教えてくれました。面倒見がとても良く、職場での姿とは打って変わり、海で見る先輩は波しぶきをキラキラとされながら微笑み、これはさぞかしモテるのだろうと思いました。話こめば話し込んだだけ、様々な商品の知識を持っており、接客はまるでホストのよう。自分のスタイルを貫き、そして緩くも厳しい先輩は、生き様の憧れです。波も人生も、同じ瞬間は決してない。最後まで諦めることなく乗り切れ!というセリフを笑顔で言える素敵な人なのです。