永遠の0を見ていろいろ考えました。
上映開始時から話題になっていた「永遠の0」をようやくwowowで見ました。
感想としては、感動はしませんでした。しかし、ただ2回、3回と繰り返して見ると様々な感想が持てます。
戦争映画は、様々な思想に左右され賛否両論が必ずあります。
思想の自由があるので当然のことだと思います。
私は、戦争に対しては特別な感情はなく、思想も片寄ってはいないと思うので、客観的な感想を述べます。
初めに見た時は評判ほど面白くないし、始めの段階で主人公の祖父と本当の祖父との間で関わりが有るような感じがしました。
だから、クライマックスは感動を持てずにやっぱりなっていう感じでした。
起承転結の起の時点で結を匂わせる映画は駄作であると私は思っているからです。
しかし、2回目見た時は違う観点から捉えれました。内容を知ったうえで作品を見直しことは大切だと思っているのでほとんどの映画は2回は見ます。
面白くなくても2回は見ます。
2回目見た時は、私は戦争時に生きていたのならどうだったのか?という感覚で見ました。
国の為に死ぬ覚悟を本当に持てるのか?というかのが最大の疑問になります。
現代では、そんな事考えることはまず、無いです。
平和なので。
しかし、あの当時ならどう考えるのか。周りから孤立しないように合わせるのか?疑問に持ちます。
多分、自分は周りに合わせて国の為と言っていると思います。
現代でも、その風潮は残っています。周りと違うことをすれば周りから浮いてしまうことを恐れて周りに合わせる事が多々あります。
協調性とはいいますが協調性は下手をすれば怖い感性なのだと私は思いました。
永遠の0は、今の日本にとって重要なのではないかと私は思いました。憲法改正などいわれるいま、戦争を知る人達が減り、戦争を知らない人達が増えている現在になにか大切なものを教えようとしているのでは?ということを思いました。