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雲の階段/最終回感想ネタバレ注意!あらすじ・長谷川博己が演じる主人公・三郎は、ある島の診療所に… #テレビドラマ


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「雲の階段」長谷川博己の名演技に引き込まれる!

私の好きだったドラマ「雲の階段」についてお話します。
長谷川博己が演じる主人公・三郎は、ある島の診療所に勤める事務員ですが、医師免許が無いのにも関わらず所長の元で医療行為を行います。ある日急患で運ばれてきた東京の大病院の娘・亜希子を助けたことから、亜希子の実家の病院に医師として勤めることになり、三郎の人生が大きく変わっていく…という物語です。

三郎は最初は、医師不足だから仕方ない、島の住民達のためだから仕方ない、と嫌々医療行為を行っていたのですが、物語が進むにつれて医療にのめり込み、もっと認められたいという想いが強くなります。その感情の変化を長谷川博貴が繊細に生々しく演じていて、話に引き込まれました。
最終回では、三郎は無免許であることがばれてしまい、病院を辞めさせられることになります。しかし、大きな事故で急患が何人も運ばれてくる中で、医師として患者を助けたい一心で医療行為を行ってしまいます。周りの反対にも、自分が無免許だと知らなかったことにすればいい、と押しきって治療に当たります。患者を助けたいという強い想いが感じられる迫真の演技でした。物語の始めの頃の控え目で自分を抑えようとする三郎から、最終回に向かうほどギラギラしていく変化がとても良かったです。三郎は物語中で医師として認められたい、上り詰めたい、という欲求が段々強くなっていきますが、根底には患者を助けたいという想いがあるので応援したくなってしまって、最後の治療のシーンは本当に感動しました。
その後三郎は島に帰ろうとするのですが、義父でもあり勤めていた病院の元院長でもある田坂に刺されてしまいます。最後に死んじゃうなんてそりゃないよ!と思ったのも束の間、海外?の島?で医師を続けているようなシーンが流れます。死ぬなら死ぬでそのまま終わってほしかったし、生きてるなら普通に島に帰って平穏な幸せを取り返してほしかったです。好きで入り込んで観ていたドラマだったのに、最後のどんでん返しは要らなかったな、とちょっと興醒めしてしまいました。
それでも全体的にはとても好きな作品だったし、長谷川博己が素敵でファンになってしまいました。三郎に想いを寄せる明子(稲森いずみ)と亜希子(木村文乃)の演技もとても良かったです。