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新・西遊記/最終回・結末の感想ネタバレ注意!あらすじ・孫悟空役は唐沢寿明さん。アクションシーンが見事で…。 #テレビドラマ


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『新・西遊記』DVD化希望!唐沢寿明版・孫悟空!

これ、めちゃくちゃ面白いドラマでした。
孫悟空役は唐沢寿明さん。アクションシーンが見事で、粗暴だけれど根は優しい、これぞまさに孫悟空!というイメージを体現。
三蔵法師役は牧瀬里穂さん。上品で気が強く、しかし、食い意地が張った人間らしいところもある、魅力的なキャラクターでした。
牧瀬里穂さんが演じる三蔵法師は女性の設定に思えたので、ふたりの信頼関係は、見ようによっては淡い恋愛関係にも見えて、見ていて本当にワクワクできたのです。
沙悟浄役の柄本明さんはその渋さと、時に冷徹にも思える打算的なところ、けれども、なんだかんだで、三蔵一行を裏切れないところが魅力。
猪八戒役の小倉久寛さんはトラブルメーカーなのですが、その憎めないキャラクターが本当に愛しい。
また、三蔵法師を乗せる白馬であり、元々は敵方のスパイだった白竜役を、柳沢慎吾さんが熱演。
おしゃべりで、コミカルなキャラクターが面白いのはもちろん、物語終盤では、敵方に親兄弟を人質に取られてしまい、三蔵一行を裏切ることを考えて動揺する様子や、迷った末に、本来の姿である龍に変身して、捨て身で悟空を救う展開などには、見ていて胸が熱くなりました。
CGを多用した映像は当時は新鮮で、けれども、特撮の趣があり、安っぽさは感じませんでした。
悟空の妖術で、悟空の髪の毛から変身した小さな唐沢寿明さんが、手のひらの上で何人も動き回る様子や、白竜が人間に変身する際、白馬の顔が変化して、馬面の柳沢慎吾さんの顔になる描写など、今見ても面白い映像満載、遊び心があるドラマでした。
脚本もなかなか深くて、不思議な洞窟を通って、三蔵法師が生まれる前にタイムスリップしてしまったエピソードでは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように、三蔵法師を産むはずの女性が悟空に恋をしてしまい、危うく、大事な「おっしょうさま」が産まれずに、この世から消えてしまうかもしれない…というドキドキするような展開もありました。
訪れた村で、悟空がわざと悪役を演じて、村人たちの結束を取り戻させたり、妖怪のせいで誤解され、危うく三蔵法師が火あぶりにされそうになったり…まさに、手に汗握る展開の連続でした。
さて、最終回。
迫りくる敵を倒し、最後の戦いの中で悟空を庇った白竜は死に、やっとの思いで、天竺に辿り着いた三蔵一行。
しかし、孫悟空は一行からはぐれたまま。しかも、なんと辿り着いた天竺は廃墟になっていたという、衝撃の展開。
経典さえ手に入れれば人々を救えると信じていたのに、荒みきった様子の天竺の人々の姿と、灰になってしまった経典を前にして、慟哭する三蔵法師。
最終回にも関わらず、一筋縄ではいかないエピソードが待っていました。
無事に孫悟空との再会を果たした三蔵一行は、経典の一部が無事であることを知り、廃墟から逃げ延びた人々が住むという、緑豊かな寺院へ向かい、彼らの長かった旅は終わりを告げます。
しかし、旅の始まりの都・長安へは無事帰れたのか、とか、人間の三蔵法師と、妖怪である孫悟空や、沙悟浄、猪八戒とはその後どうなったのか、とか、再会を約束した旅の途中で出会った人々はどうなったのか、とか、気になる点がありすぎる。
せめて、DVD化して、何度も見返せるようにして欲しいのですが…。
首を長くして、待っています。