1秒で「気がきく人」がうまくいく 松澤萬紀
「気がきく人」ってどんな人だろう、そう思ってこの本を手に取りました。
現在マナー講師をされている松澤さん。12年客室乗務員をされていた過去があるそうです。そこで出会った、同僚やお客様から学んだこと、感じたことが一冊にまとめてあります。
「気がきく」というのは、やさしさを、行動・言葉・態度で表現すること、なんだそうです。果たして、自分の今日一日を振り返って、やさしさを行動にうつしただろうか?あの時、電車で席を譲ればあの人はきっと喜んでくれただろうな。あの時、あの人が忘れ物をしているのに気づいたのに声をかけれなかったな。落ち込んでる仲間に励ましの言葉とか掛けられなかったな。色々思い浮かぶことがありました。私には関係ないことだし、そう思って心を閉じてしまうのは簡単だけど、誰かのために動ける自分を想像すると、相手の喜ぶ姿を見ることが実は自分も幸せを感じられるんだなと思い当たりました。
誰かの幸せは自分の幸せでもある。気がきく人というのは、誰かを幸せにしながら自分自身も幸せにできる人なんだな、とこの本を読んで感じました。