南北朝鮮はいつ、どの程度関係改善をするのか
正月から北朝鮮と韓国の間で雪解けムードが一気に加速化しています。
1月1日に北朝鮮の金正恩委員長が「新年の辞」で「平昌に代表団を派遣する用意がある」旨発言しました。続いて1月4日には南北間のホットラインが約2年ぶりに開通しました。
これらの動きは、もちろん韓国側の動きに対応したものです。ホットライン開通とほぼ同時刻に文大統領と米国のトランプ大統領が電話会談し、例年している両国の共同軍事演習を延期する旨合意しました。
この動きは、オリンピックを死守したい韓国と、経済制裁で苦境に立つ北朝鮮が、当面はウィンウィンでいきたいという願望が明確です。
次のニュースの焦点は、閉鎖されていた開城工業団地がいつ再開するかと思います。再開すれば両国首脳のトップ会談が10年ぶりに実現するかも知れません。一方、工業団地の方針整理ができなければ、金委員長・文大統領とも指導力を国内反対勢力から問われることになりそうです。
その意味で、4月頃までこの話題から目が離せない状況です。