昨年の総選挙で解党・結党・起党のゴタゴタから約半年となりましたが、先日の国会答弁ではヤジとバッシングに精魂を注ぎ込み停滞による会期延長を目論むばかり。私はどの党が好きとか嫌いとかは思わないが、今の希望の党のやり方には寂しさを感じてしまう。
小池都知事が離れ、今の体制になった時、それまでと変わらず国民目線の政治活動を重視していきたいと言っていた声が今になってみると、浮かれた人間の戯言にしか聞こえない。さらに追求のネタで追い詰めようとした本人が同じことをやっていたと言う笑い話まで提供するありさま。
この大事な予算国会。『責任追求は後に回して、今は国の行く末に熟慮する。』そう言ってまとめられるような野党に希望の党はなれないのでしょうか。国民目線の責任追求は大事なことでしょう。真実を明らかにする事も大事でしょう。しかし、国の行く末と将来性のある国益に対する議論に勝る議題はこの時期には無いと思います。
重要な時期には重要な議論に終始する。希望の党には、時間稼ぎで決められない与党の烙印を国民に押させようとするやり方よりも、誠実にTPOをわきまえ、気高い理念を掲げた国会議員の集団であって欲しいと切に願います。