神戸製鋼所によるアルミや銅製品の品質データ改ざん問題の全容が、どんどん明るみに出てきて、この不正が組織ぐるみだったということがわかり、驚きと同時に恐怖を感じました。
検査結果が基準を満たさないときは、その基準をクリアできるように書き換える行為を「メイキング」と呼んでいたということで、これは、つまりどんな良くない結果が出ても数値さえ書き換えて、データの見かけ上はOKということにしてしまえば良い、という認識を社内で暗黙の了解としていたということになり、安全性などの観点が全く抜け落ちているのだなと思います。日常的にこのようなことを繰り返していると、だんだん悪いことだという認識も薄れてきていたのだろうと思うと、大事故に繋がる可能性もあり、恐ろしいです。