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オリンピックイヤーに向けて日本でもサマータイム導入案「IT関係者が猛反発と報じられているが、至極当然」 #気になるニュース2018年


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毎年「最高に暑い!」と思ってきたが、今年の夏はさらにさらに異常な暑さに見舞われた。2020年の東京オリンピックについて世界各国からも猛暑による選手の安全確保が難しいのではという指摘が相次ぎ開催が危惧されている。
そんな中、安倍首相は自民党にサマータイム導入に関する検討を指示したが、これについては賛否両論が沸き起こっている。省エネ効果があるとか日中時間を有効に使えるとかメリットが強調されているが、個人的意見としてはデメリットの方が多く全く反対である。既に導入して年数が経っているEUでも廃止論が強くなっているというのに日本は今更逆行して何と2時間も早めようとしているのだから呆れる。
健康問題以外にも問題は色々考えられるが「プレミアム・フライデー」が旗振りだけで終わったように、おそらく日本ではまだ定時に帰宅できる会社は少数派。そんな中、2時間前倒しされたら間違いなく残業が増えるだろう。日本の頭の古い勘違い上司達は「外が明るいからまだまだ働かせて大丈夫」という輩が多い。その昔、「今退社しないと終電に間に合わない」と言っているのに、当然のように引き留めて仕事を続けさせようとした女上司がいた。
そして忘れられないのは「コンピューターの2000年問題」だ。その数か月前から契約しているSE達はぼろ雑巾のようになりながら準備に明け暮れ、契約している会社側の中間管理職者はみな徹夜させられた。しかも普段極僅かの中間管理職手当しかもらってないのに当然のように無報酬、ボランティア残業を要求された。しかも朝が来れば当たり前のように勤務が始まった。日本というのはそういう国なのだ。
今回もIT関係者が猛反発と報じられているが、至極当然だろうと思う。手間と費用、それに全く見合わない効果に誰が喜ぶだろうか。おそらくその恩柄を受けるのはプレミアム・フライデーの時と同じくまたまた一部の優良企業の社員だけだ。
ましてオリンピック・イヤーだけでもというなら何もわざわざサマー・タイムを導入しなくても競技開始時間を早めればよいだけの話。いや、一層のこと秋にオリンピックを開催すればいいだけの話と思うが、結局テレビ放映枠の利権の関係で夏開催を余儀なくされているのだから選手ファーストでも何でもない。
せめて国立競技場を当初案のまま屋根をつけておけばよかったのにと思わずにいられない。少なくとも東京国立競技場なら立地条件もいいから平昌オリンピックの競技場と違って、用途を広げれば何とか採算ベースに乗せることもできたろうにと思うこの頃である。