先日、次の新しい元号として決定された「令和」ですが、ピックアップしたのは万葉集博物館の館長で学者の中西進さんであり、選んだ人たちは林真理子さんや山中伸弥教授といった有識者であり、菅官房長官が発表したことでおなじみです。
ちなみに、額縁に入れられた「令和」の文字を書いた人物は、書家の茂住修身さんだそうです。
でも、その作者が誰であるかといった話をあまり耳にすることがなかったので調べてみることにしました。
すると、その作者ではないかと言われている人物が複数いて、諸説があることが分かりました。
具体的には、遣唐使にもなった大伴家持の父である渡来人大伴旅人、あるいは貧窮問答歌でおなじみの山上憶良が有力であるとのことでした。
昔の歌には、詠み人知らずとなっているものも珍しくなく、誰が読んだのか分からないけれども、美しい歌は数多くあります。
もしかしたら、特定できないということは、女性が作者であった可能性も否定できないのではないかと勘ぐってしまいます。
なんだか、ロマンがあって、それなりに思いを馳せることができるのではないかと思いました。