舟を編む 三浦しをん :辞書にかける熱い想い
辞書編纂に人生をかけるような登場人物たちの熱い想いに、胸をうたれました。辞書という大作を完成させるまでの地道な作業を、厭わぬどころが楽しんで行っているの人々は、画としては華々しくはないかもしれませんが、内側からきらきらと輝いているような印象を受けました。辞書だけでなく、身の周りの全てのモノには、このような作製者たちのエピソードや想いが込められているのだろうと思うと、モノを簡単には捨てられなくなりそうです。
辞書というとお堅いイメージがありましたが、真面目な性格の登場人物ばかりではなく、明るく口達者な主人公の同僚役や、同じ社内において雑誌編集から異動してきた女性の社員など、異なるタイプの登場人物もいるので、バラエティに富んでいて飽きることがありません。読者がどのようなタイプであっても、登場人物の誰かに共感できるのではないかと思われます。ただ、何といっても主人公の真面目さは、日常では出会えないだけに新鮮さがありました。
ありがとう寄稿。
現在、自分自身が悩みと直面する渦中にあることから、精神科のカウンセリングを受診していることから、こうした内容の本を読む事になりました。
感想・書評「なんだかうまくいかないのは女性の発達障害かもしれません:星野仁彦」ネタバレ注意・自分自身が悩みと直面する渦中にあることから、精神科のカウンセリングを受診していることから(レビュー)。 #読書 - みんなのブログ。