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感想・書評「打ちのめされるようなすごい本:米原万里」ネタバレ注意・書評や読書日記を集めた、「本の本」です(レビュー)。 #読書


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米原万里『打ちのめされるようなすごい本』は書評を集めた本

『打ちのめされるようなすごい本』は博識なロシア語通訳、米原万里による書評や読書日記を集めた、「本の本」です。
米原さんが博識なので難しい内容の本が多いです。おかげで読むのが大変ですが、心の中の「読みたい本リスト」がどんどん追加されていきます。面白い本を魅力的に書くのが上手なんですよね……。
難しい本ばかりと思いきや『バーティミアス』のような児童文学も読んでみるという、興味の方向性が多様な人なのだなあと感じました。
読書日記の途中で末期がんに侵され、鬼気迫る様子でさまざまな代替療法を調べる米原万里さんを見るのはかなりつらいです。しかし、苦難のときでもペンを手放さずぎりぎりまで自分の読書記録を残そうとした姿は泣けます。
闘病生活を描いて、とても悲しくつらい本ではあるのですが、米原さんがこの本を書いて残してくれてよかったと思います。この本があるおかげで、「もっと本が読みたい」と思えました。とても好きな本です。