男性職員の入浴監視は、やめて下さい
神戸刑務所で、戸籍上は男性だが、社会生活では女性の受刑者が、入浴時に男性職員に裸を見られる状態で監視されることについて、法務省の性同一性障害に関する指針に反するとして、弁護士や医師らで作る刑事施設視察委員会に意見書を提出したそうです。
その内容は、女性職員による対応を求めていたとのことで、少し前の日本では考えられない動きだと感じました。その意見書の提出後には、当初のすだれ型のパーテーションを、3枚重ねにしてシルエットしかわからないようにするなどの改善措置を取ったと聞き、時代が変わったことを感じました。全国の刑務所には、性同一性障害や同様の傾向がある受刑者が約50人ほどいるとのことで、今後も似たようなケースが出てくる可能性を考慮し、きちんと対応策を考えるべきだと思います。