」で便利でお安く。理想と現実との狭間で
世の中に、原子力が完全にOKだと思っている人はいないのではないのでしょうか？
何かあった場合に人間の知識では制御が不可能な物が良いわけがないのです。
しかし、現実を考えたところ、今すぐにゼロにすることは不可能というのが確かなことです。
単純に全ての発電所を今すぐに止めると決めたとしても、今から数十年に渡って、少しずつ制御をかけながら止めていく作業が必要になりますし、その後も放射性物質の扱いについての問題が残ります。
また、現時点で自然エネルギーで原子力ほど安定的に大量の電力をまかなえるものは発見できておりませんし、火力発電所などでは輸入するガスなどが高騰し、安い料金は夢のまた夢の話です。
元首相が「現在、ゼロでいけてるからいけます。」と言われましたが、それで輸入赤字になっている点、電気料金が高くなっている点などを見ないふりをしているだけです。
原子力はないほうが良いし、将来的にゼロにするのが良いでしょう。
しかし、現実として、原子力に頼らざるを得ないのが現実なのです。
