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シナリオや映像に凝った作品だとも言える…MOZU(もず) 男の傷跡と家族の記憶/感想(ネタバレ注意)。


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MOZU 「男の傷跡と家族の記憶」

刑事ドラマにしては珍しくストーリーの連続もの。 いや、寧ろ刑事ドラマというカテゴリーには属さない、ある種のミステリードラマなのかも知れません…
全体の流れが専門的な上に裏テーマ的な要素が非常に複雑で暗いので、ドラマ側が視聴者を選ぶのではないでしょうか…!? 

加えて、ストーリー展開上やむを得ないのかも知れませんが、暗闇など暗所のシーンが多いので、単純にキャストのファンというだけではこのドラマの面白さが理解できず、最終回まで継続視聴できない恐れがあります。
ただ、それだけにシナリオや映像に凝った作品だとも言える訳です。
西島秀俊さんが男臭いアウトローを彼らしく演じ、それを香川照之さんの独特なカラーで深みと味わいを持たせ、真木よう子さんが無機質で謎めいたキャラでかき回す… といった、複雑怪奇でダークな人間模様をハードに描写しており、息もつかせぬ展開がコアなファンを魅了しているかと思います。
一服の清涼剤は、ありかすちゃんの爽やかさかも?