大飯原発3、4号機運転差止請求事件判決を支持し、運転再開に反対します
原発の運転差止請求が認めらる判決がなされたのは、本当に画期的だと思います。
私はチェルノブイリ原発事故以降、原発の安全性に不安を抱いていたのですが、福島でそれが現実のものとなってしまいました。
地震国家である日本で原発を運転しつづけることは、リスクが大き過ぎます。ましてや、その立地に疑問がある場合は尚更です。
「想定外」だろうが何だろうが、一度事故を起こしたら取り返しのつかないことになる、という実体験を皆しているのに、今だに原発再開を強く推し進める理由が私には分かりません。
こういうことを言うと、じゃあ電気が足らなくなったらどうするのか、昔の生活に戻れるのか、他の電力のコストのことを考えているのか、と言ってくるひとがいますが、福島原発事故の収束に目処が立たない中、事故が100%ないと言えないのに再開をし、もしも再度事故が起きたら日本はお終いです。未来に責任を持てないことを、軽く言い放つのはいかがかと思います。事故の結末を考えたらコストなんか言っている場合でありません。
原発再開反対という立場と再開支持という立場。どちらも非難合戦になりがちですが、司法という中立の立場の機関がその安全性に疑問を差し入れ差止請求を認めた理由を冷静に受け止めるべきと思います。