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感想・書評「邪宗門の惨劇:吉村達也・著」ネタバレ注意・推理小説作家・朝比奈耕作が、巻き込まれるミステリー(レビュー)。 #読書


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「邪宗門の惨劇」 吉村達也・著

推理小説作家・朝比奈耕作が、巻き込まれるミステリーです。出演者はわずか3人の、「舞台劇」のような設定です。
中学校のクラス会の前日、不思議な手紙で、古い洋館に呼び出されます。同じクラスだった女性も二人・・
閉じ込められ、電気もつかず、ろうそくは消えていき、殺された遺体が発見され・・3人の中に疑惑が広がっていきます。
いったい誰が・・なんのために・・3人を閉じ込めたのか?
始まりは、中学生の時にさかのぼります。朝比奈耕作の中学生時代に何があったのか?・・
思い出が掘り起こされ、翌日のクラス会へ出席できないように、3人が閉じ込められたことがわかってきます。
それはなぜ? 「北原白秋」の詩が随所に使われています。その使われ方が、実に怖い!恐怖を盛り上げる手段として使われています。
中学生の時に何があったのか・・いじめられていた「新任の先生」が、このミステリーの重要な登場人物です。
最後の場面での急展開・・思わず感動してしまいます。が・・もう悲劇は起こってしまい、後戻りはできない・・
「吉村達也」の著作の中で、心に残る良くできた作品です。