2018年春闘で4%賃上げ要求
日本の労働者のほとんどは中小企業で働いているので、景気が良くなったと実感している人は少ないだろうと思います。そんな状態で、2018年の春闘では、月給の2%程度を基準として、定期昇給相当分と合わせて4%程度の賃上げを要求するという方針を決定するとは驚きです。
定期昇給があるだけマシだと思わなければいけない状態の中小企業は山ほどあると思います。また、非正規雇用の方も多いのに、4%賃上げというのは、大変な違和感を感じました。それに、日本商工会議所の会頭は「中小企業の多くは人手不足でやむを得ず賃上げをしているのが実情だ」と言っているようで、その発言もきちんと実態を把握できていないのではないかと思います。