他の策が無ければ致し方ない
最近、たまに思うことがあります。3月11日に大震災がなく今も平穏であればどの位の人がこの問題に対して日常的に意識したりしてただろう・・・と思う時があります。もちろん原発稼働中だってリスクマネジメントしていたはずです。利用済の核燃料の行き場だってその頃から問題になっていたはずですよね。
私自身は大震災があって想定外の津波に直撃され、あの様な状態になって初めてまともに考えた様な気がします。それはハッキリ言って自分の街に原発がないからです。これは非常に無責任ですが多くの国民がそうだと思います。
結論から言えば・・・原発無くせば全てOKか?私は今の所、そうは思えないのです。まず代替エネルギーはどうするのか?今のエネルギー量を保つ為に何が必要なのか?これがハッキリ決まれば良いのです。これで今まで通りの生活が出来るでしょう。
しかし、原発のエネルギー量があるから今の日本は豊かだとも思うのも事実です。これは当時、節電をせざる得なくなった時に国全体が暗くなったからです。急速に発展してきた背景には原発は欠かせなかったはずです。では、原発問題を討論する時に代替案が出なかったとしてそれでも「原発NO」の姿勢で貫く時に最も必要なのは・・・
「国民全員の覚悟」だと思います。私が子供の頃、昭和50年代はコンビニもなく夜は一部の歓楽街を除いては街灯だけでした。我々、国民が便利な生活を求め続ける限りは限りなく不可能であると思います。なぜ原発が出来たのか?エネルギー資源の少ない日本にとって発展していく上では不可欠だったでしょう・・・その過去も全て見直す覚悟が必要だと思います。