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懐かしい雨の連れてくる青春の思い出(高校時代テニス部に所属していた)。


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懐かしい雨の連れてくる青春の思い出

今週のお題「雨あめ降れふれ」

私は、高校時代テニス部に所属していた。雨の日の部活は、正直楽しくない。苦手な時間であった。
コモンホールと呼ばれる場所で、筋トレをする。野球部、陸上部、サッカー部など外で出来ない部がところ狭しと筋トレに力を入れている。雨の匂いは嫌いではないが、それをかき消すほどの汗臭さは嫌いだった。

サボりかちだった筋トレをするようになったのは、二重跳びがきっかけだ。私は、小学生の頃逆上がりと二重跳びが出来ない娘であった。笑われると思い、隠していた。すると先輩も出来ないと笑ってくれた。目から鱗である。
それから、出来ないことが恥ずかしくなくなり笑って筋トレができた。
2、3年生になると、今度は好きな人ができた。雨の日は距離が近く、眺め放題である。友達と、キャアキャア部活しながら過ごす日々もよき思い出だ。早めに終わった部活の後、憧れの人が屋根のある場所で1人練習するのを見たときは胸がキュンとして、自分だけが知っていると青春していた。
雨の日は思い出す。優しい先輩、二重跳びができるようになったこと。そして、今思うと恥ずかしい恋愛のことを。雨は毎年連れてくる。その思い出を。