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劇中歌「T字路」の小泉今日子さんと中井貴一さんのプロ意識がすばらしい…続最後から二番目の恋(最終回)感想(ネタバレ注意)。


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続 最後から二番目の恋 大人の恋の一つの形

なんといっても劇中歌「T字路」の小泉今日子さんと中井貴一さんのプロ意識がすばらしい。キョンキョンってこんなに色っぽい歌声だったっけ。きっと貴一さんの歌声とこの番組のテーマに合わせて、めいっぱい大人の女の色気を表現しているのだろうと思いました。ドラマ全般で大人の恋の在り方をあらゆる側面(不倫夫を向かいいれる妻、新婚さんのホットな関係、同性への恋、高校生の新鮮な恋などなど)から描いていました。

特に最終回は長倉家のリビングのシーンが多くて、みんなが集まってお弁当作りをしている姿がとても自然でした。和平が思い出した今は亡き両親がソファーで寄り添っていた姿が幸せそうだったという話は、ちあきと和平が酔っぱらって告白しあう場面では、だれもが最終シーンへの布石だったと、だんだんと気づいていったはずです。視聴者一人一人が、二人がどのように寄り添うのかと想像しました。和平の思い出話の中で「エッチな話じゃなくて・・・」という一言で、二人はただ寄り添って、幸せそうに眠っているんだという設定がここでもうかがわれ、併せて百歳の大人の恋の形が見え隠れしていました。
二人の恋が永遠であってほしいと誰もが願った物語の素敵な寄り添いが、もう恋をしないという同年代のアラフィフの心をときめかせ、豊かなものにしたのでした。
あなたは誰とT字路を歌いたいですか?