中卒・東大一直線 もう高校はいらない!の安田講堂
最終回の後、一人では小田急線しか乗れなかった私は、春休み中だったので一人で電車を乗り継いで安田講堂を見に行きました。
坂上忍さんが父役の菅原文太さんに「行きたいところがあるんだ」と言って連れていく安田講堂。
歓喜の声がやまない合格発表の日、おもむろに現れる長塚京三さんのバックに映る安田講堂。
もちろん中に入れるはずもありません。
大きな敷地の中で、今自分がどこに居るかも分からず、他に見どころを探す術も持たず、正門から銀杏並木を通り、赤茶けた建物を見ただけで満足して帰りました。
ドラマがきっかけで吸い寄せられたのでしょうか、数年後、講堂の下にある大学生協でアルバイトをしたり、メトロのカツ丼を食べたりするようになったのは、今考えると本当に偶然だと思います。
家族で札幌に引っ越していった有森也実さんは北大に合格する設定です。
今、気候が良くなって苔むした匂いのする北大植物園の脇を通る時、違うけれど、どことなく似たような雰囲気を思い出し、ドラマの爽やかな結末も蘇ってきます。