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感想・書評「百年法 上下巻:山田宗樹著」ネタバレ注意・第三次世界大戦により3発の原爆を落とされた、というパラレルワールド的な日本を舞台とした小説(レビュー)。 #読書


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<百年法 上下巻> 山田宗樹著

第三次世界大戦により3発の原爆を落とされた、というパラレルワールド的な日本を舞台とした小説です。
アメリカでヒトを不老不死に出来るウイルスが発見され、それを人体に施す手術、HAVIが全世界に普及。
脅威の生命力で復興を遂げた日本でもこの手術は普及しており、20代で受けるのが常識。
人口の95%は見た目が若く、実年齢は本人に確認しない限りわからない、というなんとも不思議な世界になっています。
しかし見た目は若くても長く生きていれば心の若々しさは次第になくなっていき、国は衰退してしまう。
それを防ぐための法律が百年法。HAVIを受けてから100年経った人間は強制的に全人権を放棄しなければならない。つまり死ななければならないのです。

様々なポジションの人間の視点が切り替わりながら話が進んでいきます。
政治家、大学生、働く女性、警察官、医者…。

世界は近未来の話ですので、実際にはない素材や製品がときどき出てきてSF要素が強い部分もありますが、想像力がかきたてられててとも面白く読み進めることが出来ます。
政治家の視点では小難しいですが、その不老不死社会における法律の重要さと、死にたくない人間の葛藤による抵抗がとてもリアルに描かれていて、本当に将来こんなことが起こり得るんじゃないか?とさえ思えてきます。

働く女性の視点では、巨大な労働組合のようなものに所属している女性と、エリート街道を進んでいる女性の出会いから始まり、女性同士の職場でのいざこざがあったり、この世界であるがゆえに人間関係が希薄になっている中で親密な友達が出来たりし、なんとなく読み手としては身近に感じられる部分です。

時間が年単位でどんどん進んでいくので、読んでいるとこの人はあの人!?この人はどうなった?と気になってページをめくる手が止まりませんでした。

設定がよく出来ている上に、細かい部分もきちんと考えられているので、映画のようにリアルに想像しながら読むことが出来ました。
私は、見た目が若いままなら長生きしたいなー、と思っていたけど、だとしても心の老いは止められないもので、それでも人は死を恐れてしまう矛盾した生き物だなと思いました。
作中に、「体の老いが精神を成熟させる」というような言葉が出てくるのですが、その通りかもしれない、今を大切に生きなければいけばい、と思わされました。

ありがとう寄稿。

平成10年頃から本格的に仕事にパソコンを導入し、当時はまだ珍しいパソコンを会社で購入していただき、部署で7台の端末を置き部下に作業させていました。

資格はありませんが、今までの人生経験を生かしライティングをメインに作業しています。在宅ワークと資格。 | 安心の在宅ワーク!稼ぐ人の口コミ・ブログライティング。

朝早く起きて子どもが起きるまでの間に朝食作りなどが一段落した時にはちょっと空いた時間でメールチェックをしたり、ポイント付きのメールをクリックしたりもするのですが、本格的に在宅ワークに取り掛かるのは上記の事が済んでからです。

在宅ワークと育児の両立:時間配分や仕事量を自分のペースで調整できるという点が在宅ワークのメリット。 - みんなの恋愛ブログ。