『ペンギン・ハイウェイ』 森見登美彦
これは子どもの、大事で不思議な研究の話。SF大賞受賞作。
SFらしい、非常にばらばらなキーワードがあちらこちらに登場するのだけど、それらが実は全てレゴブロックのごとく組み立てられているというのを、読者と作中人物に推測させる構成に圧巻です。
ストーリーは街に突然ペンギンがあらわれたり、謎の雲のような物体があらわれたり、と正にSFという感じなのですが、それにとどまらずに恋愛物語でもあり、成長物語でもある大胆で壮大な物語!
主人公は天才小学生・アオヤマくん。
頭が良くて、だからこそわからないことも、さらにはわかりたいことも増えていく。
アオヤマくんは大人よりも賢い少年だからこそ、大人ですら解決ができないこのSF的超常現象を知ろうとする命を神様から授かってしまったのです。
奮闘するアオヤマくんの姿は愛おしく、気付くと涙もこぼれています。子どもらしくないけれど、子どもなのです。
森見登美彦作品といえばやっぱり阿呆な京都の大学生というイメージが強くて、どうしてもそれを期待してしまいながら読んじゃうことはあると思う。それなのに、思っていた方面とは別角度の作品によって作者の力量を一気に思い知らされました。
ありがとう寄稿。
もともと三代目 J Soul Brothersが大好きでしたが、登坂広臣さんを好きになったキッカケは、2015年のライブツアーBLUE PLANETを観に行った時からでした。
評判・人物評「クールなのにアツイ男、三代目J Soul Brothersの登坂広臣さん」映画ホットロードにも出演しているのですが、初めてなのに演技力があって素直に凄い・好きな芸能人。 | 大人がおすすめる漫画日記。