政府はもっと子育て支援に力を入れてもらいたい。
都議の場で女性議員に対してのヤジが問題になったけれど、弁明の言葉が納得いかない。「早く結婚して欲しかった。」なんて、親でもない人から言われるなんて大きなお世話だと何故気付かないのか。そもそも何が問題になっているのか分かっていないようにも感じて、非常に腹立たしい。相手のことを思っての発言だったと言えば、許されるとでも思っていたのだろう。低所得の中で出産はおろか結婚ですらままならない人は多い。夫婦で一生懸命働いて、ようやく生活はできるけれど子供までは考えられないという人だっている。そんな現状を何にも見ていない。少子化が何故進んでいるのか、何故結婚しない人が多いのかもっと知るべきだろう。また、結婚したら子供が出来て当たり前という考えも不妊で悩む人が多いことを思うと改めるべき考えだと思う。
そもそも、女性が男性と同じように働かなければいけない現在。女性は結婚して子供を産むべき、しかし男性同様働いてもらわないと困る!では、八方塞がりなことにどうして気付かないのか。少子高齢化をなんとかしたい気持ちは分かる。そのために、女性に子育てをしてもらわなければいけないのも分かる。しかし、子供が欲しくても金銭的な理由で作れない人、不妊治療中で出来ない人、様々な理由で諦めなければいけない現状を考えると、本当に政府が少子高齢化をストップさせたいならもっと子育て支援に力を入れるべきだろう。ただ、結婚しろ!子供を作れ!と口で言うのは簡単。しかも不妊の原因を女性と決め付ける男性は多いが、男性に原因があることももちろんある。1人では結婚も子供を作ることも出来ない。女性の「幸せは結婚して子供を育てること」というのであれば、それは男性の幸せも同じではないだろうか。なのに、男性には早く結婚しろ!子供を早く!なんてヤジは出ない。男女平等を掲げるならば、まず性差別をなくすべきだと思う。