中国が廃棄物の輸入を禁止したことで、私たちの生活にも影響が
中国が7月に、外国からの廃棄物の輸入を今年末までに停止するとしました。
こんなのは私たちの生活に何の関係もないだろ、と思われるかもしれませんが、実は大ありなのです。
これまで、廃棄物なら何でもかんでも中国へ押しやってしまえ、とやってきた廃棄物業者が、しかたなく国内の廃棄物処理業者へ持ち込みを始めています。その結果、国内の処理業者がパンク状態で、従前からそちらへ持ち込んでいた廃棄物業者がお客からの廃棄物を引き受けできない事態になっているのです。
例えて言うなら、中国という巨大なトイレが出禁になって、国内の小さなトイレにみんなが殺到した結果、長蛇の行列ができている、といったところでしょうか。
少し前まで、我が家にも家電・ストーブなどの無料回収のチラシがよく入っていましたが、最近はとんと入らなくなりました。
自治体が回収しているペットボトルも、これまでほとんど中国へ輸出していたのでしょうから、これからどうなるか。
これからは、うっかりと安い家電を買って、処分費用のほうが高くつく、という事態もおきてくるのではないでしょうか。