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クリミナル・マインドS4第23話「トラック・キラー」感想&あらすじ・オレゴン州のとある道路にて、トラックによる悪質なひき逃げが発生…(ネタバレ注意)。 #ドラマ


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スカパーD-Life:クリミナル・マインドS4 第23話「トラック・キラー」(9/16 夜9時~)

クリミナル・マインドには同情できる犯人が多い、というのが私の気持ちですが、それでもこの回の犯人は「切ない・悲しい・傍迷惑!」の三拍子が揃っています。
シーズン4、第23話。「トラック・キラー」

オレゴン州のとある道路にて、トラックによる悪質なひき逃げが発生。付近では類似の事件が多発しており、犯人は偶然ひいて逃げているのではなく、明確な殺意をもって「わざと」被害者をひき殺していることが判明します。

しかも、被害者たちはみな揃って”赤いクーペ”を所有。捜査官たちは犯人のプロファイルを通じて「彼」がかつて、赤いクーペによるひき逃げもしくは交通事故で障害を負わされた”元”被害者であり、一連の事件は復讐のための犯行ではないかと推測します。
そこから犯人の核心に迫っていくのですが、最後のどんでん返しが素晴らしい。

犯人の男性は「赤いクーペが、自分たち夫婦の乗っていた乗用車に衝突し、妻を死なせた」と思い込んでいたわけですが、真実はまったくの自損事故。
犯人の妻が亡くなった事故の夜、彼が運転していた車こそが「赤いクーペ」であり、妻が死んだ事故の原因は自らの居眠り運転だったということが分かります。
つまり、犯人はずっと「妻を死なせたのは自分である」という罪の意識から逃げるために、ありもしない”赤いクーペへの恨み”を掻きたて続けていたという悲しさ。
もちろん、彼にひかれた被害者たちはただ”赤いクーペ”を所有していただけで、事故とは何の関係もありません。おまけに犯人を突き動かしていた記憶までウソだなんて、本当に、被害者たちがうかばれないったらない話です。

類似の作品として、ガイ・ピアース主演の映画「メメント」を思い出しますね。罪の意識が、際限なく人を苦しめるという悲しさ、苦しさ。ほかならぬ自分を許すことができなかった、可哀想な犯人です。

全体的にシリアスな回でしたが、最後に、犯人以外の人々にも「ある救い」があってよかったと思える話でした。