「光」道尾秀介 小学生が主人公ですが、もっと年長の青年期に向いています。
児童用の本かと思っていましたが、内容が深く中学生・高校生・大人までが感動できる本です。
主人公は小学生。その友人たちとの冒険談です。
身近な、なぞ・不思議から、どんどんエスカレートして、とうとう誘拐事件で命も危なくなってきます。
章ごとにどんどん深まっていく仲間との絆。
住んでいるそばの湖にまつわる伝説の不思議も出てきますが、この伝説は終章までのキーポイントでもあります。
まずしい祖母と二人の暮らし。動物の虐待。今どきの話題もうまく盛り込まれて、生かされています。
主人公たちが、ふつうの子供たちで、感情を移入しやすいことも、読みやすい理由です。
章ごとに出てくるなぞ・不思議・ほっとするエピソードなど、今までの「道尾秀介」の著作からはちょっと路線が違うような気もしますが、一般向けに書かれています。
章ごとに書かれている主人公の自分をあらためて見つめなおす心の動きが秀逸です。
青少年に「生きていくための力」を与える本です。
ありがとう寄稿。
幼く純粋に親の愛にこたえようとする子どものドリーは、記憶がよわく、注意力にかけ、そんなドリーを両親は優しく根気強く、なんとか大切なことを身につけていけるように教え、愛情いっぱいに抱きしめていました。そんな様子が、発達が少し遅れている末っ子と自分の、日々の様子や思いに重なってしまって、目頭があつくなってしまいました。
映画感想レビュー「ファインディング・ドリー」評価ネタバレ注意・子供向けの映画だろうし、私は楽しめないけれど…と思っていましたが。 #MOVIE - みんなの政治経済ブログ。