アメリカのエール大学のチームによると、英科学誌ネイチャーに発表された実験では、死んでから4時間経過したブタの脳に血液の代わりをする液体を循環させてみたら、一部の細胞が働きを再開したとのことです。
これは、ほんの数時間であっても、脳死になってしまうと二度と脳細胞が蘇ることはないと思われていた定説を真っ向から覆すようなことであり、業界では激震が走っているようです。
今後、認知症の高齢者が増えていくことや、脳死状態になってしまっている人に対して何らかの効果が期待できるとあって、早くその仕組みが解明されて、実際の治療に応用したり、活かす事ができる日が来るのもそう遠くはないようです。
とはいえ、死んでしまった生き物を再び生き返らせるといったことはできないので、実用化されたとしても、不死が実現できるものではありません。