妊婦加算が話題になっています。
そもそも妊婦加算とは、今年の4月から始まったものであり、妊婦が外来を受診した場合によりきめ細かい医療をするために必要なための加算、とのことです。
例えば妊婦に出せる薬であるか、や子供影響がないのかなどなどであり、初診230円、再診で120円です。
Twitterやニュースサイトのコメント欄では「妊婦税だ」「少子化に逆行する仕組みだ」と騒がれていますが、果たしてそうなのかな、と思います。
そもそも医療機関は「どれだけ診療をしたか」を、診療報酬点数で測っており、この点数で国から医療費が支給されています。
今まで妊婦に対してどんな薬がいいか、は無料サービスで実施されていましたが、本来は請求すべきものだと思います。
そういった意味では妊婦加算には大賛成です。
ただし、勘違いしないでほしいのですが、これをそのまま受診者=妊婦に払わせる、というのは間違っているかと思います。
加算はするものの、当該項目に関しては負担割合を0割、としておけばよかったのでは?と思います。
個別の割合定義ができるか、という問題はありますが。
そうすれば、手厚い加護のためのものだ、と双方が理解できたのに、と残念でなりません。
なおそもそも出産という行為(その前の出産に至るまでの診察)に関して、医療保険の対象外、というのが悪いのかもと考えます。
自己責任である、という論調が強く、これがゆえにハードルが上がり、少子化になっていると考えます。
人を生むという行為に関して、もう少し日本として考え、すべてを無償化すべきでは?と思います。
妊婦が増え、妊婦のモラルを問う場面も出てくる可能性もありますが、それはその時に考えればよいかと思います。
(例えば申告必須にする、等。)