」で便利でお安く。12月14日、読売新聞は、東京医大における入試試験の裏口・女子学生減点問題で、理事１１人が辞任するとの報道を行いました。我が国の入試試験は、その採点基準が公表されておらず、採点も完全にブラックボックスの中で行われます。
つまり、第三者の恣意性が介在する余地は充分にあるのです。海外、特にアメリカは人種等の問題があり、採点基準の明確化と採点の公平性が完全に担保されています。さて、文部科学省の最高幹部まで絡んだ裏口入学は言語同断として、気になるのは、女子学生の減点です。原因は、女性を医師にしても、妊娠・出産・育児で、長期間、戦力にならないというものです。こうした考え方は古過ぎるのと、女性蔑視以外の何物でもありません。ただ、このように考えているのが、東京医大だけとも限りません。民間企業でも未だにそのように考えている会社が存在しています。女性の社会進出が当たり前となり、彼女達の労働力と給与から得られる消費によって社会が回っている現状で、これは憂慮される問題であり、早急な意識改革が必要です。
