戸田恵梨香さん演じる主人公の喜美子が自分の夢である美術学校への進学を諦め、三年間働きながら暮らした大阪の荒木荘を出て故郷の信楽へ変える場面から始まりました。
家の為に家から出され、大阪でやっと自分の場所と将来の夢を見つけた矢先にまた家の為に戻らなければならないなんてなんて辛いことだと思いながら見ていましたが、そんな視聴者の心配をよそに喜美子が常に明るく強く優しく笑っていて救われるような気持ちになりました。喜美子が帰ったとたんに家の中が機能し始めたような感じがしました。裏を返せば父ちゃん母ちゃんがちょっと駄目すぎるんじゃないか?ということでもあるのですが。現代だったら「毒親」と呼ばれていると思います。(特に父ちゃん。酒は飲むわ借金するわ酷いもんです。)
終盤、新しい職場で絵付けの仕事と出会うわけですが、今は全くその立場にいないのでしばらくは少し辛い展開になりそうな予感がします。